書籍のプロモーションとしてアニメーションを製作
2013年12月20日角川書店より発売された「アヴェマリアのヴァイオリン」(著者:香川宜子)の新刊書籍プロモーションのための動画を担当させていただきました。
目的は新刊単行本のプロモーションです。
一体どんな内容なのか?なんだろうこれは?ちょっと読んでみようかなと思ってもらうため、興味喚起のためのweb動画を用意し、マーケティングツールとして活用し、最終的に販売に繋げることを目標としています。
Amazonの商品ページに動画を掲載し、印象を深める
近年の書籍販売を考えるとamazonの実績を見逃すわけにはいきません。そこで、商品が掲載されるページへ、何らかのアピールする動画を掲載するというアプローチを考えました。たまたま、もしくは関連情報から該当の商品ページにたどり着いたときに、どれだけ印象を与えることができるかが重要になります。何だろう?何だこれ?いいね!すき!きらい!どのベクトルの印象でも、一度記憶に刷り込むことができれば第一歩です。
著者インタヴューも有効なのではないかと最近考えています。
ただ今回は著者である香川宜子様のご意向もあり、アニメーションでイメージプロモーションする方向となりました。そこで実際の人形から製作し、ストップモーションアニメーションという手法を用いました。
人形のフレーム、顔、髪、手(ゴム製)、服、靴。すべて手作りで製作
新刊書籍であるアヴェマリアのヴァイオリンは実際に起こった歴史的な事実をベースにした小説です。その原稿を何度も読み、登場人物のビジュアルを考え、フィックスするまで何度か作り直しました。
この人形の最も重要なパーツは「手」でした。楽器を演奏する動作を前提としていましたので「指」が動き、ある程度の強度を持ちながら固定できるものでなくてはなりません。弦を押さえる動作だけでなく、弓を自力で掴めるくらいの強度が必要でした。
実は手の中に針金が埋め込んであり、素材はラテックスを使用しています。これで指を動かし、楽器を演奏する動きが可能になりました。ラテックスを何度も塗り、乾燥、また塗ってという根気の要る作業になります。
撮影する様子を少し公開
こんな風に撮影しました、というメイキングムービーです。コマ撮りをやってみようという方の何らかの参考になればいいと思っています。人形の作り方も、企業秘密でもなんでもありませんから、機会を見てサイト上に書こうかなと。ただ、読む人がいるかどうか・・・。
著者 香川宜子様より嬉しいご意見とご感想
出版記念パーティーへご招待頂き、出席しました。その際、会場に今回の人形を飾り、関係者の方がたに見ていただく機会がありました。
以下は著者である香川宜子先生からの嬉しい書き込みです。