CROUTは「2014楽器フェア」に参加、参戦いたします!
と言っても、楽器を出展するわけでも、販売するわけでも、ありません。
ですが、3日間、ブースにいると思います。
かねてから神奈川工科大学KAIT 次世代音楽音響システム研究プロジェクト (KAIT Acoustics)様のサイトを製作し、プロジェクトに関連したイベントなどの撮影もやらせて頂いております。
彼らは何年もかけて大学の研究チームとして「新しい鍵盤楽器」を開発したのですが——この楽器、はっきり言ってほとんどの方が驚くのではないかと思っています。なぜなら、一つ一つの鍵盤が独立してベンディング(チョーキング)やヴィブラートをかけることができるのです。
その名もneovichord (ネオヴィコード)です。これは、14世紀にヨーロッパで開発されたクラヴィコードの現代版という意味合いだと思われます。かつてバッハも、ピアノよりも繊細で美しい音色であり、(略)と賞賛した楽器だそうです。ただし、悲しいかな音量が出ないので徐々に淘汰されていったのでしょう・・・。
しかしネオヴィコードは、世界のトッププレーヤーが愛用してやまないピアノ高性能ピックアップ(なんと日本製)を搭載し、デジタルアウトが可能なのです。非常にナチュラルな出音は、かつてのバロック音楽を大音量で演奏可能でしょうし、小さく繊細な音をデジタルアウトできるということは、いかなるエフェクターを使うことができる、ということ。
これは、今までにない全く新しいサウンドを作り出すことができる可能性を秘めているということなのです。
今回この楽器をさり気なくプロモーションすべく、WEB動画を製作させて頂きましたのでご紹介します。
今回製作にあたり、ナレーターMichael Rhys氏、テスト演奏では作曲家:原文雄氏に多くのご協力を頂きました。この場をお借りし、感謝の意を表します。
「一つ一つの鍵盤が独立してベンディング(チョーキング)やヴィブラートをかけることができる」これはどういうことなのか?すでにプロミュージシャンが実際にステージで、ご自身の楽曲で使用している方がいます。こちらをご覧になると、この楽器の可能性をご理解いただけるかもしれません。
楽器フェアについては、次回の記事にて。 CROUT山野